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子どものくちもと気になりませんか?

口腔周囲筋の不調和

本屋の店先で漫画を立ち読みする子どもたち。ファミコンをする子どもたち。テレビを見ている子どもたち。そんな子どもたちの口元をみて、何か気付かれたことはないでしょうか?
子どもたちの唇はしっかりと閉じられていますか?

口の周りの筋肉、口腔周囲筋は食物を噛むこと(咀嚼)、飲み下すこと(嚥下)、言葉を喋ること(発音)、などの働きをしています。

この口腔周囲筋は歯並びに大変密接な関係に在ります。赤ちゃんのころの母乳と人工栄養、人工乳首の併用で、本来は鍛えられるはずの唇の周りの筋肉(口輪筋)が昔に比べると弱くなっているようです。また、近年アデノイドやアレルギー性鼻炎などの障害のある子ども達も増えています。

これらの要素が、唇が弛緩している、口で息をする、食べ物を飲み込むとき舌が突出するなどの口腔周囲筋の不調和となり、不正咬合へと結び付いていきます。

安静時に人間は軽く奥歯を噛み合わせ、舌の先端は一定の位置に触れ、唇は適度な圧をもって閉じられています。不正咬合を有している子ども達の多くは、これら正常な唇と舌の調和が取れていないようです。
しかし、正しい位置さえつかめばそれでよいという訳ではありません。

「一口の食べ物を十回以上良く噛んでから、飲み込みなさい」という言葉が、食卓から消えてしまってはいませんか?ゆっくり正しい発音で、美しい日本語を喋る機会があるでしょうか?

テレビを見ていると、出演者達は、早口で喋り、仲間内でつかう言葉のオンパレードではないでしょうか?咀嚼、嚥下、発音という本能とさえいえる動きも、全体に劣ってきているのです。
口腔周囲筋の不調和は、これら三つの要素が不完全にしか、動きません。不完全だとどうなるのでしょうか?
若年性の成人病の落とし穴
ある程度大人になれば、筋力はついてきます。しかし、噛めないことや、正しい嚥下が出来ないことが、現代っ子を肥満やアレルギー体質、高血圧、低血圧、歯槽膿漏へと近道させているのです。

直接関係が無いように思われますが、意外とこういった項目は当てはまるのです。濃い味付けを好むことにより、高血圧、心臓病、肝臓疾患へと傾く食事を取り続けています。食べ物を噛み砕くという咀嚼率も悪く、脳の発達や根気などにも影響がでています。
出っ歯の子どもはよく唇が閉じないで開いたままの子が多いようです。無理に閉じると、下顎のオトガイと呼ばれるところに梅干しのような皺が出来ます。唇の形が悪く、変に緊張しているのです。

その他にも、舌の裏についている小帯の異常、前回とりあげた指しゃぶり、毛布や、タオルを噛む、などの原因もあげられます。

軟食への好みの傾向や食生活の環境によって子ども達ばかりでなく大人も様々な問題を抱えてきつつあります。口腔周囲筋の不調和は神経や筋肉などに明確な器質的疾患が認められない、いわば、見過ごされがちなものです。
しかし、正常な歯並びや、噛み合わせを、求める矯正歯科にとっては重大な問題なのです。


投稿者 admin : 2008年07月31日 19:13 : 矯正歯科 | トラックバック (0)

噛み合わせの悪い子が増えてきた

子どもの歯並びは親の歯並びと似ています。遺伝による部分があるのです。
その一方で生まれてからの環境(主に食生活)も大きく影響します。近年、歯並びの悪い子が目立ってきています。このような状態は約十年ぐらい前から顕著になってきており、特に1965年以降に生まれた人に圧倒的に多く、歯科検診の結果、小・中学校では平均して20~30パーセントの生徒が、もっとも多い小学校では40パーセントの生徒に不正咬合が見られます。又最近では、「口が大きく開けられない」とか「ものを噛むときに顎が痛くなる」子どもたちが増えてきています。

噛み合わせが悪いと集中力が低下する?

ここで、少し科学的な話をすると、朝日大学歯学部の船越正也教授の実験では、硬い固形食で育ったネズミと粉末食で育ったネズミとでは、脳の発達が少し違う結果がでました。よく噛むと脳細胞の働きが活性化し、脳の血液循環も良くなり、脳の温度が上昇します。そして、よく噛んだネズミは脳の発達が早く、記憶に関係する脳内の物質が幾分多い結果となりました。また、アメリカのR・フォンダの実験データでは、IQの高い子どもと、低い子どもの二つのグループについてそれぞれの噛み合わせを評価したところ、IQの低いグループの方が、高いものに比べて咬み合わせが悪いケースが多く見られたと報告しています。


投稿者 admin : 2008年07月24日 15:31 : 矯正歯科 | トラックバック (0)

歯と口の働きとしくみ

☆味のわかる働き(味覚)☆

私たちの体で、味を感じるのは口だけです。これは舌の表面にある細かい粒々の「味蕾」で感じるのです。

(有害なものを見分け正命を守る)

舌が敏感に味を見分けるのは、ただうまい、まずいというようなのんびりしたことではなく、毒物や体に有害なものを見分け、正命を守る、たいへん大切な働きなのです。
 
味、と一言で言っても色々ありますが、基本的には、甘い、苦い、からい、酸っぱいという四つに分けられ、この四つの要素のいろいろな組み合わせで味が決まってくるといわれています。
舌の表面にある味蕾の分布を調べると、場所によって、甘いものを強く感じるという違いがあり、それはだいたい図のように分布しています。

口の汚れと自浄作用

口にはものを食べる度に、いろいろなものが入ってきます。もちろん食べ物は噛み、飲み込まれて次の段階に進み、そのまま口の中にとどまっているわけではありませんが、そのなかのわずかなものは歯の表面や、口の中のいろいろな場所に付着、停滞することになります。

(唾液の中には非常にたくさんの微生物が浮遊している)

口の中はいつも唾液で濡れた状態になっていますが、この唾液の中には非常にたくさんの微生物が浮遊しています。この微生物には食べ物のほんのちょっとの残りカスでも栄養としては十分ですから、それを取り込んで繁殖します。特に口の中の温度はだいたい三十七度くらいで微生物の繁殖に都合良いことこの上なし、孵卵器の中と同じです。こうした菌群が盛んに繁殖し、歯の表面や口の中は、いつも汚れる
方向に進んでいるわけです。

(口の中の自浄作用がバランスを取る)

こういうと、たちまちのうちに口の中は、“微生物汚染地域”になってしまいそうです。
しかし、実はたまったもの、微生物のかたまりは、たえず流れ出てくる唾液や、話をしているときの舌や顎の運動などではがされたり、微生物の中にお互いに牽制しあう性質のものなどがあって、案外、汚れが進みません。

また、唾液の成分の中には、微生物の繁殖を抑制するような抗菌性の性質のものも含まれていたりして、汚れる一方ではなく、きれいになろうという方向も持っています。こういう性質を自浄作用といいます。


投稿者 admin : 2008年07月03日 11:57 : 矯正歯科 | トラックバック (0)

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