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歯並びって、どうして悪くなるんですか?
Q:最近回りで矯正治療をする人が増えています。実は私も治療しようかと悩んでいるのですが、
歯並びが悪くなる原因ってどこにあるんですか?
A:例えば叢生(八重歯や乱杭歯)の場合、一番大きな原因は顎の発育の悪さにあります。
これは、固い物を噛まなくなった子どもの頃からの食生活が影響しているといえるでしょう。
歯の並ぶ大きさと歯自体の大きさがアンバランスの状態にあるのです。
例えば、4人掛けの椅子に肥満体の人が並んでも2~3人ぐらいしか座れませんよね。それと同じです。
少しのスペースが足りない程度でしたら、早期の治療が有効になりますが、明らかに場所がない
場合は永久歯が生え変わった後に一人降りてもらう、つまり1本抜歯するということになります。
大人の場合はほとんどこの治療方法ですね。
不正咬合は物がよく噛めないだけでなく、虫歯や歯槽膿漏の原因、また心理的コンプレックスも
大きくなります。米国に比べまだまだ意識が低い日本ですが、それに甘んじることなく早期治療を
心がけましょう。
投稿者 admin : 2008年10月23日 15:22 : 矯正歯科 | トラックバック (0)
指しゃぶりを放っておくとどうなるの?
前回は「なぜ指しゃぶりをするのか」ということについて、年齢別でお話しました。
今回はその指しゃぶりを放っておくと、どの様な影響を及ぼすのかという話をしたいと思います。
指しゃぶりの歯並びへの影響は、指をしゃぶっていた期間、回数、吸う強さなどによって個人差が
出てきます。それでは、年齢別に見ていきましょう。
(0~2歳)
一般的には、2歳頃までの指しゃぶりは、歯科的には問題は少ないとされています。この年齢では、
指をしゃぶるからと言って周りの者が、神経質に騒ぎ立てる必要はありません。ただ、その指しゃぶりが将来一つの頑固な癖として習慣化し、固定化してしまうことがあるので、2歳近くになったら口の中に
入っている指をそっとはずしてあげられるようにしたほうが良いでしょう。
(3~4歳)
3歳過ぎても指しゃぶりを続けている場合には、歯並びに多かれ少なかれその影響は現れます。
しかし、この時期までに指しゃぶりをやめれば、程度の酷い場合を除けば、出っ歯にならず、
歯並びを自然に元の状態に戻すことが多いようです。
でもこの時期を過ぎても頑固な指しゃぶりを続けていくと、自然に治る見込みは少なくなります。
指しゃぶりの悪い影響を防ぐ為には、この時期で指しゃぶりをうまくやめさせられるかどうかが
ポイントになります。その意味ではこの時期はたいへん重要な時期と言えます。
(5~6歳)
この時期になっても頑固な指しゃぶりが続いている場合には、積極的に指しゃぶりをやめさせることを
考える必要があります。この時期以後の指しゃぶりは、いろいろと歯科的な問題が現れ、その影響は、小学校一年生頃に生えてくる永久歯の歯並びへと持ち越されてしまいます。
永久歯が生える直前のこの時期までになんとか指しゃぶりをやめさせて正しい位置に、
きれいに並んだ永久歯が生えてくるのを待ちたいものです。
(7歳以上)
この時期以後の指しゃぶりは、歯ならびだけではなく、成長に伴って歯を支えている顎の骨にも
影響が出てきて、いわゆる出っ歯がひどくなってきたり、下顎の発育方向画が下向きの為に
長い顔つきになってきます。
治療は難しくなり、何らかの矯正装置を使用したり、歯の数を減らして本格的な矯正治療をする例が
多くなります。治療期間も長くなり、子ども自身が一番たいへんな思いを味わうことになります。
大きくなって矯正治療をすれば治るのだからという考えは賢明とはいえません。
投稿者 admin : 2008年10月09日 18:42 : 矯正歯科 | トラックバック (0)
悪習慣と不正咬合
顔面や歯列の成長発育は親から受け継いだ遺伝的な因子と、非遺伝的な環境因子とによって影響を
受けます。口腔周囲の機能の不調和は、影響因子として子どもの不正咬合を引き起こし、矯正治療後の歯列の安定性にも影響を与えます。
それで具体的に、機能の不調和を起こしているものは何でしょうか?いわゆる悪習癖といわれている
もので、その中には「指しゃぶり」「異常嚥舌癖(うまく飲んだり、食べたりできない)」「舌癖」「発音の異常」などがあります。今回はその中の「指しゃぶり」についてお話します。
なぜ指しゃぶりをするのか?
(0~2歳)
生後間もない赤ちゃんの「吸う」という行為は、母乳を吸うための本能的、反射的な行動と考えられて
います。赤ちゃんの時期は指に限らずいろいろなものをなめたり、口の中に入れたがります。
それがたまたま指であった場合に指しゃぶりが始まるきっかけとなることがあります。
指しゃぶりは、不安、退屈、不快などの状態で多く見られます。指しゃぶりは、外部からのいろいろな
刺激によって生まれる緊張や不安を自分自身の力で和らげる為の代償的な行為で、言い換えれば
赤ちゃんの精神の安定に役立っているとも言われています。そのため、2歳頃までの指しゃぶりについては神経質にならずにしばらく様子を見る程度でよいでしょう。
(3~4歳)
この年齢はそれまでの親と子だけの生活から、友達、幼稚園の先生、近所の子どもなど、子ども自身の人付き合いも広がり、社会生活の第一歩を踏み出す時期です。赤ちゃんの時期から続いていた
指しゃぶりも、多くの子どもは社会性の芽生えや他に興味の対象を見つけて、指をしゃぶる回数が減ってきます。
ただ、赤ちゃんの時には、しゃぶらなかったのに、この時期から急に指しゃぶりを始めるような場合には、少し、注意が必要です。この時期は、幼稚園や保育園での生活にうまく溶け込めない、親しい友達が
できない、下に、弟や妹が生まれるなど、子どもにとって新しい環境が加わってきます。子どもの心は、周りの環境の変化にうまく順応しきれない苛立ちや焦り、寂しさなどのために心理的な不安が生まれ、そこにさらに母と子の信頼関係が十分に確立されていないといった条件が加わると指しゃぶりを始める原因になりやすいといわれています。
(5~6歳)
この年齢になると指をしゃぶる子どもの割合は急激に減ってきます。それでも指しゃぶりをやめない原因をしては、何か特別なことがあるというより、指をしゃぶる癖が悪習慣的に身についてしまったと考えられます。
(7歳以上)
小学校へ通学するようになると、友達の前では、指を口の中に入れる子どもは減ってきます。指しゃぶりが良くないことは分かる年齢なので、指しゃぶりを爪咬みに変えたり、親の目の届かないところで
しゃぶっていたりします。
この年齢では、長年続けてきた、指しゃぶりをやめることができないまま、習慣で意味無く続けている
例が大半ですが、知的な面での発達に伴い、年齢が高くなればなるほど、心理的原因が存在したり、
ストレスの解消の手段にしている場合もあります。歯並びや口元、発音、心理面への影響を考えると
専門の矯正歯科医に一度相談したほうが良いでしょう。
次回は、その指しゃぶりを放っておくとどの様な影響があるのかお話いたします。
投稿者 admin : 2008年10月02日 19:20 : 矯正歯科 | トラックバック (0)
