歯と口の働きとしくみ

☆味のわかる働き(味覚)☆

私たちの体で、味を感じるのは口だけです。これは舌の表面にある細かい粒々の「味蕾」で感じるのです。

(有害なものを見分け正命を守る)

舌が敏感に味を見分けるのは、ただうまい、まずいというようなのんびりしたことではなく、毒物や体に有害なものを見分け、正命を守る、たいへん大切な働きなのです。
 
味、と一言で言っても色々ありますが、基本的には、甘い、苦い、からい、酸っぱいという四つに分けられ、この四つの要素のいろいろな組み合わせで味が決まってくるといわれています。
舌の表面にある味蕾の分布を調べると、場所によって、甘いものを強く感じるという違いがあり、それはだいたい図のように分布しています。

口の汚れと自浄作用

口にはものを食べる度に、いろいろなものが入ってきます。もちろん食べ物は噛み、飲み込まれて次の段階に進み、そのまま口の中にとどまっているわけではありませんが、そのなかのわずかなものは歯の表面や、口の中のいろいろな場所に付着、停滞することになります。

(唾液の中には非常にたくさんの微生物が浮遊している)

口の中はいつも唾液で濡れた状態になっていますが、この唾液の中には非常にたくさんの微生物が浮遊しています。この微生物には食べ物のほんのちょっとの残りカスでも栄養としては十分ですから、それを取り込んで繁殖します。特に口の中の温度はだいたい三十七度くらいで微生物の繁殖に都合良いことこの上なし、孵卵器の中と同じです。こうした菌群が盛んに繁殖し、歯の表面や口の中は、いつも汚れる
方向に進んでいるわけです。

(口の中の自浄作用がバランスを取る)

こういうと、たちまちのうちに口の中は、“微生物汚染地域”になってしまいそうです。
しかし、実はたまったもの、微生物のかたまりは、たえず流れ出てくる唾液や、話をしているときの舌や顎の運動などではがされたり、微生物の中にお互いに牽制しあう性質のものなどがあって、案外、汚れが進みません。

また、唾液の成分の中には、微生物の繁殖を抑制するような抗菌性の性質のものも含まれていたりして、汚れる一方ではなく、きれいになろうという方向も持っています。こういう性質を自浄作用といいます。


投稿者 admin : 2008年07月03日 11:57 : 矯正歯科・アクアシステム | トラックバック (0)

歯と口の働きとしくみ

☆飲み込む動き☆
咀嚼(そしゃく)は色々なしくみが複合的に働く、巧妙な共同作業でうまく行われているのですが、
普段はあまり気付かずにしている食べ物を飲み込む(嚥下)作用も非常に上手くできています。

(下の動きにも注意をしよう)
この作業では、顎が動くことと同時に、舌がそれに連動することも重要です。
口の中に食べ物が入ってきて、それを噛み砕くためには食べ物を上下の歯列の間に置くように
しなければなりませんが、それは舌の運動が大きな役割を果たします。
舌の運動は驚くほどたくみなものであることは、この運動のシュミレーターを作ろうとしてもなかなか
上手くいかないことからもわかります。

(唾液がよくいきわたらないと上手く噛み砕けない)
食べ物が口の中でうまく噛み砕かれるには唾液が必要です。ゆで卵やきな粉などをほおばった時、
粉っぽくて困るのは、食べ物に唾液がよくいきわたらない為です。
唾液は主として耳下腺、顎下線そして舌下線の三種類から分泌されます。分泌された唾液は
頬のちょうど上顎の大臼歯辺りと、舌の下のところ(口腔底)から出てきます。
唾液は有名なパブロフの条件反射説でも分かるように、巧妙なしくみで分泌され、食べ物は適当な
かたまり(食塊)になって、飲み込む働きにより食道に送られます。
 
次回は、言葉を話す働き(発音)についてお話させて頂きます。


投稿者 admin : 2008年06月19日 11:28 : 矯正歯科・アクアシステム | トラックバック (0)

歯と口の働きのしくみ

☆かみくだく動き☆
口の大切な役割に、食べ物を噛み砕くという役割がありますが、これには、身体のなかでずば抜けて
硬い‘歯‘が植えられている顎が動くことを見逃すわけにはいけません。歯は水晶に匹敵するぐらいの
硬さですから、人体の体の中ではもちろん、物として見ても硬い部類にはいります。
  そして歯は用途に応じて前歯、犬歯、臼歯といろいろの形をしたものが、寄り集まって歯列をつくり
さらに、上下の歯列がかみあうというしくみになっています。
  <顎の動きを観察すると>
  顎が動くのは下顎が動くからで、顎運動、下顎運動、と呼ばれています。これも良く見ると、大変
特異な仕組みになっています。ちょうど耳の付近にある顎関節のところが軸になって運動しているのです。
まず肘や膝の関節は開閉という一方向にのみ動きますが、顎関節は前後左右にも少し動かすことができ、
顎関節を軸にして、下顎を引っ張っているいろいろの筋肉(咀嚼筋)のたくみな共同作用で下顎が動きます。つまり、顎運動はごく大まかには口の開閉運動ということになりますが、わずかながら、横の方向への水平運動、それに前後にも動きます。こういう運動と、上下の歯列の動きで咀嚼が行われます。

次回は、飲み込む動き(嚥下)についてお話させて頂きます。


投稿者 admin : 2008年06月12日 15:47 : 矯正歯科・アクアシステム | トラックバック (0)

噛めない子どもたち

不正咬合の原因の一つとして、乳歯・永久歯の虫歯が挙げられますが、今回は
育児態度と子どもを虫歯から守る為の、おやつの与え方についてお話してみましょう。

お母さんの育児態度どのタイプ?
虫歯の多い子どもさんのお母さんを見ていると、大きく3つのタイプに分けられるようです。
少し耳の痛いお母さんもいるのではないでしょうか。

1.甘やかし過ぎたり、過保護なお母さん

例えば、子どもが寝る前にだだをこねたらすぐにジュースを飲ませたり、子どもの周りに
買い置きのお菓子がいつもあるなど、子どもの要求に対して、欲しがるがままにジュースや
お菓子を与えることが多いお母さん。

2.放任主義のお母さん

一人で食事をさせたり、お小遣いを与えて勝手に買い食いをさせたり、子どもの行動に無頓着なことが
多いお母さん。子どもに対する保護・育児の関心が薄く、食生活を通して胃、子どもの健全な心身の発達を考えないお母さん。

3.ついついうっかりお母さん

祖父母同居のために、泣かれたら困るとか、おじいちゃん、おばあちゃんなどが勝手にお菓子を与えることについて、自分の育児方針を出さないで黙ってみているお母さん。共働きのために、時間がなく、ついつい食事の前に間食を与えたり、食事内容がファーストフード的食べ物になってしまうお母さん。
下の子が生まれると、上の子にまで手が回らずに、ついついお菓子を与えたりすることでごまかしてしまうお母さん。
このタイプのお母さんは、虫歯がなく子どもが健全に育つことを願い、その方法も知ってはいるのですが、
ついついうっかりと家庭環境に左右されてしまっているのです。

「おやつとしつけ」

子どもの成長は著しく、多くのエネルギーを必要とします。しかも、子どもの胃は小さいので、三度の食事では間に合わず、補助食として「おやつ」がどうしても必要となります。
「おやつ」は時間と量がポイントです。

決まった時間に与えて、寝る前に与えるのは禁物です。また、お砂糖の取りすぎは偏食・小食、肥満の原因となり、将来の成人病の原因にもなります。

「おやつを与える時に気をつけたいこと」

1・おやつの量は200キロカロリー前後、そのうちお砂糖は20グラム以下に控えたいものです。
2・甘いものは、間食よりも、食後のデザートとして与えたほうが、量の取り過ぎにもなりません。
3・袋に入ったお菓子は、食べすぎを防ぐ為に必要な量だけお皿に出して与えましょう。
4・甘いおやつと甘い飲物を一緒に与えないようにしましょう。
5・虫歯の予防のために、食べた後すぐ歯磨きをするのが一番です。無理ならうがいだけでも効果があり    ます。
6・3~4歳までに、甘い物好きにしないように育てましょう。



投稿者 admin : 2008年05月29日 16:59 : 矯正歯科・アクアシステム | トラックバック (0)

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